2004年9月25日
寝る前にオレは数々の本を読みました。
今回は寝られるかどうかはさておいて、
そうやって読んできた本について散漫な文章を書いてみたいと思います。
何年も前に発行されたゲーム雑誌や音楽雑誌を読んでみると、
今見るとガクガクしたCGなのに
「見たこともない美麗な映像!」と書いてある記事が見つかったり、
裸にオーバーオールを着た(ありえないファッションの)
ギタリストが堂々と誌面を飾っていたり、
時代を感じて面白いです。
好きなバンドTOP20の中に、聖飢魔Uや爆風スランプ、レベッカ、
それにプリンセス・プリンセスが入っているなんて、
今じゃ考えられませんよね。
でも88年くらいの雑誌を読むと実際に彼らの記事も見られます。
変な感覚がしますよ。
ある時は楽譜を持ち込んでみました。
そんなものを持ち込んで面白いわけもなく、だんだんギターが恋しくなってきました。
結局その後どうなったかといいますと、ギターを抱きながらベッドに。
まあ、「仰向けに寝ながらギターを弾くテクニック」を磨くいい機会にはなりました。
言うまでもなく実用度はゼロです。
ジェフ・アボットの推理小説は面白かったです。
「図書館の○○」シリーズとでも言えばいいのでしょうか、
彼の出した4作は全部そういう題名で統一されています。
ただ、はまる危険性がありそうな人は、寝る前に読まないほうがいいかもしれません。
この作品は推理小説の割にキャラクターがたっているので、雰囲気も明るいと思います。
よかったら読んでみてください。
オレは高校時代に出会ったのですが、近年になってもう一度ベッドで読み返しました。
それでもけっこう楽しめたので、個人的には名作です。
封神演義も読みました。
少年ジャンプで連載されていたマンガじゃなくて、それの原作です。
三国志や水滸伝と並ぶ、中国の有名な歴史小説なのですが、影うすいですよね。
面白さの方は、本当にこれが古代に書かれたのだとしたら
中国文化は凄いと思えるデキです。
ただ、殷(商)王朝が仙女と暴君によって荒廃していった後で、
そこに周の軍勢が仙人によって率いられて攻め入り、
新しい王朝を作るという一大ロマンは、
実際には「どこどこの関所をせめて、なんとかという武将を倒す」ということの繰り返し。
今の作品のような派手な展開や演出もないので、正直なところ地味です。
古代の作品としては凄いけれど、新作として評価したらイマイチかもしれません。
でも、おかげでよく寝られました。
もし興味が湧いたなら、上記のマンガの方を読んだほうが
今風のアプローチがされているのでいいかもしれないですね。
とにかくまあ、これからもオレは寝つきの悪さと戦いながら読書をしてゆくことでしょう。
その時に偶発的にいい作品にであったら、またコラムにでも書いて紹介したいと思います。
|