２００４年１０月１１日

別にオレが心底、社会を忌み嫌っていて、
街や人、その他多くの物をすべて破壊してくれる嵐を待ち望んでいる
アナーキー的人間だというのではないのです。
実害がない範囲内で、災害の雰囲気が味わいたいのです。
どうせなら朽ち果てた廃屋などが、崩れてくれたりするといいのですが、
まあこれも実害と言えなくもないから、崩れなくてもいいです。

浸水とかもしてほしいです。
でも本当に家に水が入ってくると面倒なので、
オレの作った土嚢でアッサリ防げるとナイスです。
でもそんなことを怠った（もしくは思いつかなかった）
近所の何件かは浸水してしまったなんていう情報が入ってくると、
オレの土嚢の有り難味も分かるのでベターです。
・・・調子よすぎですか？

近所の公園の木やなんかに雷が落ちると、バツグンの雰囲気になってきそうです。
電柱に落ちて、一瞬だけ停電なんていうのもいいですね。
我が家には電池やお菓子もわりとたくさんあるから、
一晩くらい社会生活から隔離されても苦にならないし、
この際だから停電してもらいたいです。
ラジオで情報を聞きながら、夜を明かす。いいですね〜。

でも、実際にこうなったらオレは、
土嚢くらいは作るかもしれないけど、途中で飽きて寝てしまいそうです。
ラジオも聞かないで、ウォークマンを聴いていそうです。
そもそもこういうのは、一緒にワイワイガヤガヤしてくれる人間がいないと
盛り上がりに欠けます。
我が家の場合、妹あたりはまだ話にのってくれそうですが、
両親、まして祖父母となると論外。
やっぱり暇になって
「ウォークマン」→「睡眠」→「目が醒めた時には台風は過ぎていた」
という黄金のリレーになっているでしょう。

どこで起きたら雰囲気がバツグンか？
こう考えると学校とかいいですよね。
でも大学は授業によっては知り合いがゼロだったりするので、正直ヒマをしそうです。
高校だったらどうでしょうか？
大学よりもクラスにまとまりがあって良さそうですね。
きっと盛り上がるでしょう。
新しい恋も生まれるかもしれません。
ロマンティックな恋の嵐も到来ってところです。

ただ、オレの場合は男子校だったし、
校則が厳しかったうえに体育教師に暴君が多かったので、
台風なんかで泊まり込みになったら最悪です。
どうせなら壊滅してほしいと思っていましたから。
暴君教師に「母校を守るためにみんな働け」などと言われた日には、
間違いなく早退します。嵐だろうが早退します。
できるなら「みんなで早退して、あいつらに壊れた校舎を修復させればいいじゃん」
とか吹聴して回りたいですが、
このような涙ぐましいデマゴーゴス活動をしても、
学費や寄付金から工事の会社を呼ぶ校風なので帰るだけにします。

バイト先とかはどうでしょう？微妙です。
商品を必死に水害から守らなければならないとなると、面倒でしかたがないです。
客は来ない程度に嵐が猛威を振るっているけど、
店には何の影響もない状態が望ましいです。
ただ単に店から出られなくなっただけだとしたら、浸水よりはまだマシですが、
台風で店に残っているだけという状況には時給がつきません。
家のほうが快適です。
時給が発生する時間帯だけ、調子よく強烈な嵐が吹いて、
帰るときには快晴だとラクでいいですよね。

ペンションなどに旅行中、嵐が来たらどうなのでしょうか？
雰囲気はバツグンですが、これはいただけません。
予定が狂ってしまうのも問題なのですが、
オレが知っている限りでは、こういう状態になると、
まず１００％の確率で吊り橋が切れます。
そして何者かが電話線を切断します。
これだけでも不安なのに、携帯電話は圏外で、
警察は２日くらい来られないケースがほとんどです。
さらに男性メンバーのなかに一人くらい分からず屋がいて、
ケンカ腰に「バカバカしい！俺は一人で寝るぜ！」とか言い出します。

あれ？なんか話がずれてきましたね。これはいけませんね。
ドンドン脱線する前に話を終えたいと思います。
なんにしてもオレ個人としては、
学生時代に「そういえば嵐がやってきて、学校に泊り込んだよねー」
とかいう特殊な思い出ができると、きっと楽しいのになぁと思うのです。
みなさまはどう思いますか？