動物とふれあい体験 2004年4月6日
二人の間で「お花見がしたいよね」なんて話が持ち上がったのですが、
そうなると何処がいい場所なんだろうということになりました。
二人だけの穴場なんてないし、ここはひとつ近場でお花見以外にも遊べる
東山動植物園にしようと決まりました。
ということで、二人の初のお花見は
名古屋人には王道ともいえる場所、東山動植物園になりました。
ここは地元の人間にはあまりにも目新しさがないうえに、
「植物園でデートしたり、園内のボートに乗ったりすると別れる」
なんてジンクスもあったりして、魅力的なデートスポットでもないのですが、
客観的にみると実は日本最大の動物園だったりします。
そういうわけだから遠方から来た人なんかには悪くない場所だと思います。
動物園&植物園&スカイタワーがセットになった入園券を買って、
まずは東山動物園に入園しました。
園内に着いたら早速Mai手作りのお弁当を食べました。
着く前までは「動物のにおいが気になるかなぁ」と心配していたけれど、そうでもなかったです。
この場所は桜が沢山咲いていてとてもキレイでした。
動物園に来たからには動物も忘れずに見ました。
まずはペンギンです。
ここは水中で泳ぐペンギンを近くで見られるように簡単な地下通路があるんですけど、
Maiときたら、子供たちに混じってはしゃいでいただけじゃなく、
ペンギンたちにまじって気持ちよさそうに泳いだりしていました。
・・・うそです。
でも前半は本当です。
この次に見たのはマンドリルでした。
マントヒヒみたいなサルです。
ほとんどの動物の前で記念撮影をしてきた二人ですが、
このマンドリルの野郎ときたら、
Maiの写真の時にはカメラ目線で写っているのに、オレの時はカメラ尻線でした。
なんて失礼なサルでしょう。
そんな写真を見てMaiは「わざわざお尻のカラフルさを見せてくれたんじゃない?」と
変なポジティブシンキングをしました。
・・・そうかぁ??
その後はカバを見てきました。
彼らは別に見られるために生きてるわけじゃないから、
なかなか水面から顔を出してはくれませんでした。
それでもMaiは辛抱強くカバを待っていました。
こんな情熱って子供にしか見られないですよね。
そうしてようやくカバが姿を現すと、Maiは「かわいい〜!」と大喜びしていました。
このあと二人は次々と大型の動物たちを見ては、
それを題材に変な写真をたくさん撮って歩き回りました。
圧巻だったのはアフリカゾウの脱糞です。
目の前で誰かが大便をしたのを目撃して「儲けた」って気持ちになれたのは、
生まれてからこのかた初めてです。
他の客もけっこう盛り上がってました。
大動物が終わるとフラミンゴがいました。
優雅にえさを食べる彼らの中には
たくましく勝手にえさを拝借している都会のハトたちもいました。
そこを過ぎてトナカイなどの毛の生えた大き目の動物たちを見ていると、
園内のチャイムにあわせてなんだったかが遠吠えをする、という看板を発見しました。
ちょうど5分後だったので、楽しみに待っているとすぐにチャイムがなりました。
こんな温和そうな動物がどんな遠吠えをするんだろうね、とかなんとか話していると
「アオーーーン」と遠くの方から動物が吼える声が。
まさに遠吠えでした。
どうやら看板はこの先にいる動物が遠吠えするって教えてくれているものだったようです。
走って声の方まで行くとちょっとだけ見れました。
これなら普通に看板を見過ごしていれば、
ちょうど5分後くらいにそこを通りがかったような気もしたのでした。
この後はふれあい動物園でした。
ここではヤギとハムスターに直接さわることができたり、えさをあげることができたりします。
Maiはちょっと怖がっていましたがそれでも楽しそうにヤギにえさをあげていました。
ヤギの次はハムスターです。
全然おとなしくてひざの上でちょこんと座ってる様がとてもかわいらしかったからでしょう。
Maiはこのキュートさに一瞬でノックアウト。
「一匹くらいならかばんに入れて・・・」と
密輸業者になったかのようなジョークを言っていましたが、
きっとちょっとだけ本気でそうしたかったに違いありません。
途中で東山動植物園内の遊園地に行きました。
Maiの希望で「ミラーハウス」と「びっくりハウス」に入りました。
どちらも料金が安いし、なんとなく子供ながらに不思議な空間を提供してくれた
両アトラクションが好きだったし、なんと言ってもMaiはお子様だし。
ミラーハウスって、親とはぐれた女の子や自信満々に攻略できると信じきってる男の子が
中で走っちゃって、よくガラスにぶつかってますよね。
さすがに大人なので、そんなミスはしませんでしたが・・・
と書きたかったのですけども、Maiがその・・・なんていうか・・・ぶつかりました(笑)
しかも走ってないのに。
びっくりハウスは、要するに錯覚を利用しただけの
なんてこともない小屋なんですけれど、結構面白いですよね。
部屋が回転しているかのように見えるアトラクション、
つまり実際は回転していないアトラクション。
さすがに錯覚の世界じゃMaiも転げまわったりぶつかったりみたいなドジは出来ませんでした。
一応ぐるぐる廻ってはいたのだけれども
そんなに目新しいものがあるわけじゃないので
写真を時たま撮影しながら東山植物園に行きました。
植物園はカップルで来ると別れるというジンクスで有名だったりするのですけども、
最近だとボートに乗ると・・・って方が有名みたいですね。
どちらにしても理由は明白で、刺激がないからでしょう。
植物園なんてカップルで来ても盛り上がりませんよね。
女の子が喜びそうな、凄くキレイな花が咲き乱れている公園ですら
男の方は全然興味がなかったりするわけですよ。
それが、あろうことか花じゃなくて草木メインだったら、男は言わずもがな、
女側もテンションが上がらないに決まっていますよね・・・。
でもMaiは大丈夫です。
園芸部出身でも何でもないMai。
なのに何故、Maiとだったら東山植物園に来てもまず間違いなく破局しないのか?
それは・・・入園料のもとを取る為に公園全部を見たがってるからです(笑)
「ここはつまらんけど、見れたからよかったね」なんて言いながら、園内を歩くMai。
最後にはバテて、オレに引っ張られながら高台にある花畑にまで行きました。
そうしたら閉園時間までに出口に出られるかがあやしくなってしまいました。
来た道を戻りながら少しずつ進路を変えて、今度は東山スカイタワーに向かいました。
このタワーは、名古屋駅にやたらと高いタワーズが建設されてしまったこともあって
やや影が薄いです。
それでも見晴らしがいいことには変わらないのだからせっかくだし登ろうとなったわけです。
景色のいい窓側の席に座るとMaiがウットリしています。
いや、ウトウトか(笑)
オレも同じような感じになってきました。
だって公園内は歩きっぱなしだったから足が棒になっていたんですよ。
ちょっとだけ体力が回復すると、タワーは出て帰りました。
しょーもない感じもすると思いますが、
オレとMaiらしい東山動植物園の過ごし方が出来てよかったんじゃないかなぁ。
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