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愛知万博
万国博覧会で世界旅行  2005年7月30日


自分たちが生まれる前に開催された大阪万博から随分と経って、
なんと愛知県で万博が開催されました。
愛知での万博、名づけて「愛・地球博」です。
これはやっぱり行っておかないとというわけで、暑くて人が多い中を頑張って行ってきました。

会場の雰囲気というのは、小さい頃にいったデザイン博になんとなく似ていた気がします。
おぼろげな記憶なので何とも言えませんが、そんなことを会場では思い出しました。
名古屋デザイン博は失敗だったらしいのですが、
愛知万博は開催当初はやばかったものの予定よりも入場者は多いらしいので、
まずまずなのかな?

万博というのは国際的な博覧会であるべきですが、やっぱり工業国ニッポンですから
そういう部分よりも企業が開催する展示物のほうがクローズアップされていました。
絶望的な長蛇の列が出来ていたのも、基本的には企業のパビリオンだったと思います。

Maiは何度も万博には足を運んでいたので、企業パビリオンは一通り体験済みでした。
オレは並ぶのが好きじゃないし、暑かったので
大方の来訪者とは趣の違う万博の歩き方をしました。
そもそも万博は「万国博覧会」なわけですから、
基本に立ち返って各国の出し物を見てきたのです。

最初はアジアの国々があるグローバルコモン1に行きました。
やっぱり韓流ブームの余波があるのか、韓国は人気で列が出来ていた為スルーしました。
エベレストが聳え立つネパールに入りました。
ここは高山地帯だけに、電力の供給も地区によってはままならない国のはずでしたが
思ったほど空気は薄くなかったし、大きなエアコンもかかっていました。

他にも紅茶で有名な島国スリランカや、日本とそっくりで
しかも緑と赤のドギツイダイアードという配色理論で彩られている国旗の国
バングラデシュにも行きました。
どこの国も日本よりも涼しくて快適でした。
そういえば、ここには緑と青の国旗で有名なファミリーマートという国も出展をしていました。
我が家の近くにもあった気がするけどあれは大使館か何かなのかな???

グローバルコモン1では、変な揚げ餃子みたいな食べ物、ワラカ(300円)を買い食いした
オレとMaiでしたが、感想もまさに変な(しかも冷めた)揚げ餃子でした。
人間が作る食べ物なんて、どこの国に行っても
そんなに大きな差が出るわけないよなぁと思いました。

ここで印象に残っているのはモンゴルです。
ここではMaiが岩塩を配っているのを見かけて「貰ってきてっ!!」とせがみました。
仕方がなく貰ってきたのですが、所詮は岩塩です。
要は塩なわけですから、Maiはすぐに、というか一舐めで
「フツーの塩だぁ・・・もういい・・・」と(笑)

ここでは衣装を着て、ゲル(?)の中で写真を撮ってもらうプランがありました。
ちょっとそれをやりたがっているMai。
でもゲルは中が見れるように骨組みだけで作られていたので
いい見せ物になるのは明白でした。
実際、ちょうど一組のカップルが実行していまして物凄い人だかりになっていました。


次いでグローバルコモン2に行きました。
よかったのはアメリカでしょうか?
ここは若干並びましたが、一応入っておきました。
古き良きベンジャミンフランクリンの時代をモチーフにした出し物でした。
USJやディズニーにもありそうなものでどちらかというとアトラクションと言えそうです。
そこら辺がアメリカらしいと思ったし、
入り口で金属反応を調べたりする辺りもアメリカらしいし、
もらったパンフにイギリス人のクラプトンがデカデカと写された広告が載っているところも
やっぱりアメリカらしいと思いました。

この近くで食べたルート66のチキン&チップス(650円)がMaiには大ヒットだったようです。
見た感じの色がMaiの大好きなA&Wのポテトに似ていたから
食べて見ようと提案したのですが、味もやっぱり似ていました。
名駅に出来たらきっとMaiは通うだろうなぁ(笑)

ブラジルにも行きました。
ここではパビリオンの外に、帽子とポンチョが何セットか
自由に着て写真を撮っていいように置いてありました。
これをMaiが見逃すわけがありません。
もちろん写真を撮りたがりました。
ポンチョの方はいろんな人の汗が染み込んでいる(と思われる)のでパスしました。

グローバルコモン3と4は主にヨーロッパでした。
ここは欧米人に憧れとコンプレックスを持つだけに
日本人がやたらと各国のパビリオンに並んでいました。
ベルギーとか、どうせチョコやワッフルくらいしか知らないだろうに、それでも並んでいました。

ここで寄ったのはリトアニアくらいでしょうか。
キレイなお姉さんが迎えてくれて、椅子が沢山あって
ある意味で一番いい感じの場所でした(笑)
ただ、展示物そのものは・・・
ちょっとデザインにこだわり過ぎていて、伝えたいものが分かりませんでした。

スイスでは、ミッフィーがグリーティングのために外に出てきたところでした。
Maiはいち早く出てきたのを見つけて、一番に写真を撮って満足そうでした。
それにしても、ミッフィーってスイスのキャラクターだったんですね。

グローバルコモン5はアフリカです。
ここは変な像が沢山置いてあったことが印象的でした。
アフリカは個々での展示ではなく共同でした。
資金繰りの問題なのか、そういうスタンスなのかはわかりませんけれど、
国によっては高校の文化祭の屋台みたいな感じでした。
素朴なことには好感が持てるけれど、ベナンとか係のおばさんもダルそうにしてた気が・・・。
さすがのアフリカ人も猛暑は耐えがたかったかな??

グローバルコモン6はアジアとオセアニアです。
どこの国にもある程度いえる事だけれどスタッフには
容姿がいい人を意図的に集めてる気がしました。
オーストラリア館では展示を見た後夕飯を食べましたが、
ここも結構かっこいい店員さんでしたしね。
本当は変わった肉のバーガーが食べたかったけど
もう閉園に近い時間だったおかげで牛肉になりました(涙)
オージーバーガーセット(1200円)です。
オージーバーガーってカッコよく言ってるけどマックのパテだってオージー産だからなぁ・・・。
でも、たっぷりの肉でおいしかったです。

同じグローバルコモン6にあるイラフォルモサというレストランでは
夕方頃イラフォルモサセット(1300円)を食べました。
内容は角煮丼、エビチリ、水餃子、肉だんごスープです。
二人で1つを食べたんですけど、結構おなかもふくれました。
Maiはエビチリが辛くて水を飲みまくっていました(笑)

あとはシンガポールに行きました。
スコールと称した水が降るだけなんですけれども
見せ方の勝利というべきか、言ったモン勝ちというべきか、
なんかよくわからんけど楽しかったです。
傘は入り口で貸してくれるんですが、足元はびしょびしょになりました。
でも、その後のゾーンでは結構クーラーがきいていて、
スコールで濡れた足元が冷やせて気持ちよかったです。


こうやって各国を廻ったので、企業のパビリオンは
夢見る山のテーマシアター「めざめの方舟」と
ブラザーアウトプットファンタジーしか行きませんでした。
どっちも結構よかったけれど、万博の趣旨とは別に関係がない気もしました。
特に「めざめの箱舟」の方は・・・よく分からない感想を持ちました。

ワンダーサーカス電力館の正面にある遊び場では、結構楽しく遊べました。
そこはいつ飛び出してくるか分からない水で楽しむゾーンだったのですが、
子供達が遊んでいるのを見て、疲れているはずのMaiが走りだしました。
一日中かなり暑かったので、水に濡れて楽しそうなMaiなのでした。

夜にはパレードを見ました。
開始15分位前に行ったのに、場所取りをする人なんかほとんどいませんでした。
それもそのはず、パレードが自分達の前を通りすぎる時間は約3分。
その内、モリゾーとキッコロが通るのなんて10秒もないくらいです。
Maiは「こんだけ???」ってがっかりしてました。

そして、この翌日には「万博のパレードで事故発生」という報道がされていました。
そろそろ帰り出す人も多い入り口付近をパレードがタイミング悪く通ったため、
もみくちゃになり怪我をした人もいるそうです。
そういえば、オレらはパレードが通り過ぎたらすぐ入り口とは逆の方向に進んだのですが、
かなりの人が入り口に押し寄せていましたね。
オレらの周りで見ている人はあんまりいなかったのに、
モリゾーとキッコロについてぞろぞろ歩く人はすごい数でした。
ディズニーなんかでは、「パレードが完全に通り過ぎるまでは
そのまま座ってお待ち下さい!」なんて指示があるけれど、
万博パレードのあの状況では、そのまま座っていたら踏みつけられていたことでしょう。

それにしても暑い万博でした。
色々な国の料理を楽しむという目的もありましたが、
それよりも飲み物にお金が消えていく感じでした。
当初はもっと給水や飲料系のインフラが悪かったらしいし、
倒れた人がいるのも頷ける一日でした。

オレはここでは書ききれなかった各国の出し物を存分に満喫することが出来たし、
Maiもノーマークに近かった企業パビリオン以外の
こういったマイナーな国々の出展を楽しめたので満足してくれたみたいです。
もちろん王道の最先端科学の体験もいいけど、
並ばずひたすら各地を見て廻る万博も味があっていいものだと思いました。

お・わ・り

 

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