伝説の港町へ不思議な冒険旅行 2006年3月18日
ラグーナ蒲郡に行ってきました。
Maiは行ったことがあったので、どんな感じの場所か知ってたんですが、
オレはチラッとテレビで見たくらいだったので、イマイチよく分かっていませんでした。
じゃあ何故ラグーナに行くことになったのかといいますと、
食事なんかに使えるミールクーポン1000円分がついているのに入園料は据え置き、
つまり一人につき1000円分のお食事券がタダでもらえるっていう
お得なプランがあったからなんです。
ただ、実際にはプランというほどのものではなく
単にクーポン付ってだけなので、現地までは自分たちで行かなくてはいけません。
時間が決まっているバスプランなら諦めもつくんですけど
自分たち次第となると、お子様Maiはメラメラと遊びに情熱を燃やします。
そんなわけで開園と同時に入れるように、朝早くから出かけることになりました。
まずは名古屋からJRに乗って蒲郡まで行きました。
名古屋に来る人は多いんですけど、流石に僻地に向かっていく人は少なく
思ったよりも列車内は空いていて、しばらくしたら席にも座れました。
県内の施設なので、旅情に浸れるほど長い時間は電車にも乗りませんが
まあ、そのへんは心がけ次第だと思います(笑)
Maiなんて、早速オレが買っておいた朝食のオニギリを食べてご満悦でした。
まるっきり遠足ですね、これじゃ(笑)
蒲郡についてからはバスに乗りました。
車窓から町並みを見ると、すし屋とか魚屋みたいなお店が多いんです。
さすがに海が近いだけあります。
事実としては遠出なんてしてないんですけど、なんか遠くの町に来た気がします(笑)
で、このバスに少し揺られたら、そこはラグーナ蒲郡でした。
明治村に行ったときも思ったんですけど、電車→バス→到着っていうパターンは
大学通学の手順と全く同じなので、旅という感じが個人的にはしないです。
そもそも所要時間も同じくらいだったから、しなくて当然なのかもしれませんが。
さて、ラグーナ蒲郡というのは、言ってみれば総称のようなものです。
オレはつい最近まで、そういう名前の遊園地かなんかだと思っていましたが
遊園地(今風に言うならテーマパーク)の部分は部分で「ラグナシア」という
シャレた名前が生意気にもあるそうなんです(笑)
で、ラグーナにはそのほかに、レストランやらショップやらが併設している。
・・・とまあ、こんな感じの施設です。
ま、その辺は公式サイトなんかを見た方が、分かりやすいのでご参照あれ。
この日は、午前中は晴れの予定だったんですけど、朝から怪しい雲行き。
とてもじゃないけど、晴れとは言えない、薄暗い空模様でした。
それが幸いしてか、休日だというのに客は少なめで、
チケットの交換などもサッサとでき、開園と同時に駆け込めました。
このラグナシアはみなさんが思っているとおり、
ディズニーやUSJと比較するとやっぱり少し安物チックで、
子供むけな雰囲気がぷんぷんします(笑)
まあ、その辺が愛知県の隅っこにでも建てられた由縁なんでしょうけど
逆にいうと敷居が低い感じがして、キッズにはいいですね。
実際、来場者のほとんどは子供連れだったように思います。
ただでさえぐずついた天候で客足が伸び悩んだと思われるラグナシアは、
上記のように子供の占めるパーセンテージが高いです。
そのせいか、ディズニーやUSJなら開園と同時にダッシュで並ばなきゃいけないような
スリリングなアトラクションも待ち時間0分!!!
多分、子供用のアトラクションがある方に行っちゃったんですね、みんな。
Maiが以前来た時はGWの真っ只中らしくて、
行列が出来ているアトラクションだらけという状況だったそう。
そこからすると、なんてスカスカで快適なんでしょうか!
貸切みたいな感じで、ドンドンと乗っていくことができました。
まあ、水に突っ込むヤツは寒いし、お互い根性ないんでやめましたが・・・(笑)
で、「アクア ウィンド」ってヤツに乗ってみました。
ディズニーシーでもこんなようなのには乗った気がするし、よくあるジェットコースターです。
まあ、最初にある坂がわりとスリリングなこと以外は大人しめの展開でした。
Maiは「横に振り切られそう!」とか言ってたんですけど、よくわかりません!
絶叫系を期待してた人には肩透かしだと思いますが
これくらいしか絶叫系がないので、ある意味で満足度が高いです(笑)
「トレジャー ハンティング」ってのもやってみました。
午前はホントにスカスカだったおかげで、普段だったら行列が出来そうなタイプのこれも
ふらっと寄ったら、二人貸切でそのままGO!って状態でした。
室内型のあんまり怖くないジェットコースターなんですけども
その分内装が怖かったのか、Maiの方は比較的スリリングな冒険を楽しめていたようです。
それにしてもパスポートがなかったら、一回700円かぁ・・・。
ほんの3、4分のアトラクションなのになぁ・・・。
地下鉄ってやすいな(笑)
小雨が降っていましたが、「ステラ コースター」にも乗りました。
子供用のジェットコースターで、ちゃっちいです(笑)
幸運にも(人によっては不幸にも)一番ふりきられる最後尾に乗れたので
スピードはあったハズなんですけど
なんかあんまり前方が見えないので、逆に怖くなかったです。
しょぼいコースターは、最後尾だろうと、スピードは高が知れてるので
次は一番前に乗りたいなぁと思ったのでした。
それにしてもMaiはジェットコースターにのるとウルサイです。
女の子なので、普通といえばそうなのかもしれないですけど
「キャーーー!!!」と叫んだのでビックリしました。
だって絶叫系は大丈夫だって聞いていたから、叫ぶなんて思ってなかったんです。
「絶叫系はOKなんでしょ?」と聞いてみると「うん、大丈夫」との答え。
「でも叫んでたじゃん?」と再びMaiに聞いてみると
「うん、怖いから声は出ちゃうけど、別に大丈夫」だそうです。
結局、怖いんだか、怖くないんだか分かりません・・・。
もちろん絶叫系以外のもたくさん乗ってきました。
「UP SAILS(帆を揚げろ)」っていうのは、万博のアメリカ館みたいとでも言えばいいのか
動くイスに座りながら、巨大なスクリーンを見てるだけのもの。
CGと合成された登場人物たちの不自然さが爽快なアトラクションです(笑)
ヒロインが人魚になるのはわかるけど、ヒーローのあの変身は・・・。
まあ、それは見てのお楽しみってことで。!
「マジカル パウダー」は園内のおみやげ屋さんでもフィーチャーされてるんですけど
どことなくアメリカのキッズ向けのアニメやM&Mやなんかに描かれていそうな
ちょっと胡散臭い缶詰のキャラクターを主題にしたものです。
ライドに乗って、ただ人形劇を見ていくだけなので、そこまで面白くはないけど
アトラクションまでの通路に、物語の真相(ってほどでもないが)に対する
ヒントみたいなのもあるので、それをちゃんと見ておくと
「そういえば、あそこにヒントがあったんだね!」
な〜んて会話になるんじゃないかと思います。
ランチは園内のレストラン「ジェラテリア カリーノ」でイタリアンを食べました。
アトラクションと違って込み合う時間がわかるのがレストラン。
なので、やや早めに入ることにしました。
これが功を奏して、すんなりと座れました。
皆さんも遊園地では、ランチを上手くずらすようにしてみるといいですよ。
ここの料理はインスタントっぽいし、量も少ないし、子供向けですね。
HPの写真とか見ると、なんか本格的っぽく見えるんだけどなぁ(笑)
他に食べたものといえば、ガトー(ラグナシアの猫のキャラクター)の人形焼き。
これをベンチに座って食べてたら、キャラクター達に囲まれました。
キャラクターは基本的にしゃべれないんで、
付き添いのおねえさんが話しかけてくるんですけど
別々に2人いたおねえさんがなぜか2人とも
「いい物持ってるね、○○(一緒にいるキャラクターの名前)が食べたいって」
とかなんとか言って話しかけてくるんですよ。
も、もしや、その意地汚いセリフがマニュアル!???
ってか、実際に食べるわけないし、リアクションしづらいんですけど、そのフリ(笑)
そんなこんなでマスコットキャラとも微妙には触れ合ってきましたが
なんといってもMaiが「カワイイ!」を連発したシーンは、
動物と触れ合える特設コーナでした。
期間限定で色んな種類の犬、猫、豚、ヤギ、etc・・・をじかに触れるんです。
もう大喜びで動物達と戯れていました。
明治村でも馬に一番興味をしめしていたし、相変わらずのMaiです。
もちろん色々とアトラクションにも乗ったんですけども
それ以上に印象に残っているものが2つあります。
まず1つ目が、デビットっていう外人さんのマジックショー。
全然期待もしないで、寒さしのぎみたいな感じで建物の中で座ってたら
タイミング良く始まったショーでしたが、
これがトークがうまいせいか見ていて飽きません。
もう、Maiなんかケラケラと笑いながら真剣に見ていました。
マジックショーだって、単品で見に行ったらそれなりにお金を取られるわけだし
短いショーだったけど、なかなかお得なショーでした。
ショーつながりで言えば、ダンスというかミュージカルというか
そんな感じのショーも同じ会場でありました。
「アヴェンストリア」というショーなんですけど、
たしか7人(うち男性1人)くらいの人が、
場面に合わせて色んな衣装に着替えて上手に踊ってました。
これもMaiには良かったみたいで、真剣に見てたんですけど、
その中の男の人が・・・あきらかにオッサンなんですよねぇ(失礼)
いや、そのなんていうかダンディーなナイスミドルじゃなくてオッサン。
もう明らかに浮いてて、そればっかり気になりました(笑)
Maiもそこだけは気になって仕方がなかったらしいです。
人は見かけじゃないけれど、やっぱりショーくらいはナイスガイを・・・。
男のオレですら思うんだから、異性の目からしたら余計にでしょうしね。
ちょっと話が横道に逸れましたが、印象に残っている2つ目のものは
「ドリーミング クエスト」という宝探しゲーム。
まあ、アトラクションの仲間といえば仲間なんですけども、
これは順々に出される指令に従って、園内にちりばめられた謎を解いたり
ミニゲームをクリアしたりしながらゴールを目指すっていう遊びです。
「ドリーミング クエスト」という名前からも察しはつくかもしれませんが
(なにせ略したらドリクエだし・・・)その指令の内容や、RPG風。
伝説の宝石「碧い涙」持って、
園内を一望できる塔に登って望遠鏡を覗き込んで紋章を探したり、
お化け屋敷みたいな暗い部屋に入って棺おけを覗き込んでヒントを得たり、
くだらないんですけど、なかなか凝ってました。
このゲームのよく出来てるところは、複数人プレイの場合は関係性を選べること。
要するに、カップルなら「愛してる!」って言えなんて命令が出るけど
親子だったら、全然べつの命令だったりするわけです。
そこら辺からすると、カップルが一番内容的には恥ずかしい命令が多いのではないかと(笑)
(自分たちもやったけど)壁に張り付いて、両手両足で合計8個のボタンを
同時押ししてる別のカップルを見ると、微笑ましいというか、笑えるというか・・・。
まあ、何気にコミュニケーションのツールとしてはいいものなので、
恥ずかしがらずに、試しにやってみることをオススメします。
最後には結果表がもらえるので、それでまた会話が盛り上がりますよ。
Maiはホントに気に入ったみたいで、何度も何度もやりたがりました。
(↑内容や行き先がランダムで変わるから、何回も楽しめるんです。)
もう、何度もやりすぎて、係の人には明らかに顔を憶えられてるし
保護者のオレとしては恥ずかしい限りなんですけど
Maiは楽しんでいる様子なので、まあよしとしましょう。
でも、ドリーミングクエストって名前も内容も男の子向けっぽい雰囲気だし、
何度もやりたがってるのはオレの方だと係の人は思ってたりして・・・(涙)
何度もやったといえば「ファイア ファイア」っていうガンシューティングもやりました。
リフトみたいなヤツに乗って、壁沿いに配置されてるモンスターの人形を
赤外線レーザーで撃っていくってアトラクションなんですけど
何度やっても評価は低いランクから伸びませんでした。
ちなみに1回プレイすると自分の点数が書かれたカードが1枚貰えるんです。
2、3度目のプレイの時に気がついたのですが、
周りの子供たちは手にたっぷりのカードを持っています。
そうして「ボクは20000点だった」「アタシは30000点だった」と
オレやMaiとは次元の違う世界の話をしてるんです。
うわぁ・・・子供ってスゴイ(笑)
情熱度も上達度もきっと大人とは違うんでしょうね。
この後は一度ラグナシアを出て、「観覧車」のほうに行きました。
こんな王道すぎる乗り物に乗るのは、何年ぶりだろう?って思います。
大きさはなかなかのもので、景色もいいんですけど、この日は雨でした。
晴れてたら、パスポートで乗れるのでぜひ乗ってみてください。
遊園地って立ちっぱなしになってることが多いから
案外個室で座っていい景色を見るのはオツなものだったりするんですよね。
夕飯はMaiが熱望していたお寿司屋さんに寄りました。
フェスティバルマーケットにある「魚魚丸」というお店です。
いろいろ食べた結果、イカとかはクニクニしてて美味しかったです。
すごくやわらかくて、でも歯ごたえがないわけじゃない・・・いい食感でした。
Maiのお気に入りは桜海老。
桜海老は新鮮なうちに出せる海沿いのお寿司屋さんでしか食べられないそうで、
ラグーナに行ったら絶対食べる!と決めていたそうです(笑)
他にも焼穴子とか焼玉子はボリュームがすごかったです。
値段はやや高いものの、ボリュームがあるおかげですぐに満腹になり
思っていたよりも全然お会計は安くつきました。
オススメなので、どこに寄るか迷ったら行ってみるといいですよ。
閉園間際になると噴水をライトアップしたショー
「ファンタスティック コンサート」が始まりました。
なかなか綺麗なショーでしたが、オレとMaiに持ち前の好奇心が。
巨大なバルーンに絵や模様が映し出されていたのを見ると
横側や裏側はどうやってるのかが見たくなりました(笑)
で、内容なんかそっちのけで、バルーンを回り込むようにして移動しました。
・・・なんも映ってない(笑)
当然そんなスポットには人などいるはずもなく、閑散としていました。
なんだかまた貸切みたいな状態になりました。
昼ごろからは来場者もある程度の人数になっていたし
アトラクションを楽しむにはには若干の待ち時間が必要となっていました。
でも、もう閉園が迫っているからか、子連れの客の殆んどは
早目の帰宅で既にいなくなっていたのです。
ちょっと静かな夜の遊園地をお散歩するのも大人でいいかも。
そんなことをMaiが言うので、話しながら二人で歩いてみました。
・・・が、ジェットコースターの待ち時間が0分なのを発見すると
当然のことながらお子様Maiは「乗ろう!」と言い出します。
なにが「大人でいいかも」だ(笑)
ま、変に大人になって元気がなくなっちゃう方がイヤだから、これは大歓迎だけど。
そして最後はお土産です。
同じ愛知県の施設だから、正直なんにも珍しくないし
キャラクターにも魅力は感じてないんですけど、
それでも一応行ってきたから家族ぐらいには買っていってあげようということで、
急いで閉園間際に駆け込みました。
さんざん迷った挙句、二人ともお菓子を買って終わりました。
一応さんざん迷ったのにも理由があるんです、バカバカしい理由が(笑)
じつは合計で2000円だったか買うと粗品(内容は不明)が貰えるらしくて、
ちょっとそれをゲットしようかと本気で二人のお土産代の合計を計算とかしてたんですよ。
そしたら、他の人が粗品を貰ってまして、ああシャーペンなのかと判明。
それが分かった途端に「2000円以上買う」という足かせがなくなりまして
すぐにお土産が決まりました(笑)
ああ、なんて現金な二人なんでしょうか!
こうして最後まで遊び倒してラグーナ蒲郡へのおでかけは終わりました。
小雨なんかも降ったせいで寒かったのはマイナスだけど
そのおかげでたいした混雑に巻き込まれずに、
朝から夜までた〜っぷりと遊べたから二人とも大満足でした。
かなり疲れたけど、かなり楽しかったので、また行きたいなぁと思います。
ラグーナなんてショボそうとか思わずに、皆さんも是非行って
童心にかえってガンガン遊んできて下さい。
きっと楽しいですよ〜。
お・わ・り
おでかけTOP
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