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名古屋市農業センター
しだれ梅と竹林と味を知ってる動物達  2006年3月21日


地下鉄とバスの一日乗車券を買って市内を散策したら楽しいんじゃない?
そんな感じで行くことになったのが名古屋市農業センターです。
ここはなんでも「しだれ梅」の名所だっていうんで
無料だし、損はしないだろうと行ってみました。
場所は運転免許を持ってる人ならおなじみの?平針から歩いていける距離。
もっともオレとMaiは乗車券の威力に頼ってバスを使いましたけど(笑)

さて、上にも書いたようにここはしだれ梅の名所です。
その数なんと700本で、しだれ梅の数では日本一らしく、
施設の名前こそ地味ではありますが、しだれ梅ファンにはたまらないスポットなのです(笑)
まあ、桜ならともかく、しだれ梅なんてマイナーな木の数で
ココと争ってる公園がはたして幾つあるのかってのは不明ですが・・・。

ともかくそれくらいしか特筆すべきものがない施設なんですけど
そう思ってしまうのは若人ゆえの愚かさでしょうか。
農業センターに向かうバス停には老人の群、また群!
しだれ梅って局地的な世代には大人気だったんですね。

で、センターに着いてみると、
意外にも家族連れなんかもいて、予想に反してかなり盛況な感じでした。
売店にも人が沢山いるし、やきいも屋さんには大行列ができていました。
こんなに沢山の人がイモを食べてるとなると・・・
いささか帰りのバスの空調が心配になります(笑)
ちょっとオレとMaiも惹かれたには惹かれたんですけども
べつにイモのために来たわけじゃないし、すごい列だしってことで、
それはやめにして、梅を見て廻ることにしました。


テレビでもちらっとは見たんですけど、実物の方がいいですね。
なんといっても、ほんのりと梅の花のいい香りがするんです。
この香りをかいだMaiはオレにこういいます。
「さっき食べたマックナゲットの梅ソースと同じ匂いがする」
間違ってはない・・・っていうか大正解なんだけど、やっぱりなんか間違ってる!!!(笑)

梅は大きく分けて4種類が植えられているようでした。
桃色の呉羽枝垂(くれはしだれ)、淡黄白色の緑萼枝垂(りょくがくしだれ)、
淡紅色の藤牡丹枝垂(ふじぼたんしだれ)、白色で一重咲きの満月枝垂(まんげつしだれ)。
ただ、実際の見た目はあまり違いがなく、言ってしまえば紅白の違いでした。
白いのも綺麗なんですけど、やっぱり雰囲気があるのは紅色。
マックがどうとか言ってたMaiも、「綺麗〜」を連発しながら
バシャバシャと写真を撮りまくっていました。
桜も華やかでいいけど、梅も品があっていいですね。

梅を一通り見終わると、今度は竹林に入ってみました。
鬱蒼と茂る竹たちの中に入ると、木が持つ熱や風除け効果のおかげで
陽がさしていないのに林全体がほんのりと暖かかったのが印象的です。
普段はそんなこと考えもしませんが、一丁前に自然を少しだけ尊敬したり、
いとおしく思ったりした二人だったのでした。

そういえばここは公園のようなつくりの部分も少しだけあって、
規模は用水路並みですが、人工の小川(?)もあります。
それを見つけるとMaiは猛ダッシュ!
「写真とって!」とせがんできました。
・・・いや、冷静になって見たら、用水路並みなんだってば・・・。
でも、こんなのでもMaiにはプラス査定だったようで
予想よりも全然いい場所だったと喜んでくれています。
いったいどんなレベルの場所だと思ってたんでしょうか???


いいかげん植物鑑賞も飽きてきたので、今度は動物ゾーンへ。
このセンターでは家畜が放牧されていて、
触ったりはできませんが近くで見ることができます。
要するに味を知ってる動物だけで出来た動物園です(笑)
こう表現するとなんだかグロいっていうか、残酷な感じがしますけど
でもまあ事実は事実なんですよね。
牛の赤ちゃん(といっても人間の大人より大きいです)とかホントにカワイイし、
これを殺して食べろって言われたら・・・
オレもMaiもちょっと出来そうにありません。
オレが当事者だったらドナドナの荷馬車は市場に向かわずにUターンします(笑)

ただ、ここが動物園じゃなくて農業センターなんだなぁってしみじみと感じたのは、
実際問題そういう部分を感じ取ったからです。
動物の種類が書かれた説明プレートを読んでみると
「○○ブタ、原産国XX、体長は△△cmくらいになり〜省略〜
肉質はやや脂肪が多いが美味しい」
とまあ、ミもフタもない解説があるんですよ。
動物園じゃありえない話ですけど、ここじゃアリなんですよね。
でもまあ、ちいさな子供とかには、逆にいいかもしれないですね。
豚肉っていうのはブタ味のお肉っていう物じゃあなくて
豚という生物の体なんだって身をもって感じられるわけですから。

ヤギとヒツジもいました。
べつに愛玩用の動物じゃないので、こっちに寄ってきてもくれないし
そもそも個々が好き勝手にダラダラ動いてるんで
なかなかいいショットが撮れませんでした。
ちょっと諦めかけていた時に、その中の2匹が寄り添い始めました。
それを見たMaiは興奮気味に「あの白ヤギさんと黒ヤギさんをバックに撮って!!」と
オレに写真撮影を注文してきました。
Maiの意図を汲み取ってあげ、オレは2匹が離れないうちに・・・と、急いで写真を撮ります。
そうして満足そうな表情のMaiに教えてあげます。
「あれは白ヤギと黒ヤギじゃなくて、肌の色が白と黒のヒツジだよ・・・」

それから今度はジェラートを食べました。
採れたてのミルクを使ったアイスで、ここの名物なんです。
もう、寒くてアイス類なんて食べたら凍死しそうでしたが
こういうのはハズせないのがMaiの性格なんです。
ああ、そういえばイタリア村でも寒い中でジェラートを食べたな・・・。
まったく進歩しない二人ですね、考えてみたら。
といっても食べてみれば、やっぱり美味しいんですよ、このジェラート。
寒いけど、あんなに美味しかったんだから、ぜひ暖かい時期に再び食べたいです。
それにしてもこの季節にジェラート2本は堪えました(笑)

名物を賞味した後はヒヨコの孵化が見られる部屋に行きました。
残念ながらその瞬間には立ち会えませんでしたが、生まれたばかりのヒヨコを見てきました。
やっぱり赤ちゃんはかわいいですね。
Maiはここでも写真を撮っていました。
別に珍しいものじゃないんですけど、ついつい撮ってしまう。
そんな魅力があるヒヨコたちでした。

こんな感じでオレとMaiの名古屋市農業センター見学は終わりました。
思ったよりも全然いい感じの場所で、
のんびりした性格のカップルなら結構アリかもしれないスポットでした。
みなさんも良かったら行ってみて下さい。

お・わ・り

 

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