春のひるがの高原で牧場体験 2006年4月29日
ちょっと前に行った伊勢の旅がなかなか良かったので、またバス旅行に行きました。
今回は牧歌の里がメインとなったプランで、
他に水芭蕉の見学と鍾乳洞探検がツアーのメニューには含まれていました。
これだけ盛りだくさんの内容を一日で消化するわけですから、
当然、朝早くに集合しなければならず、7時20分頃にMaiに会いました。
こんなに早い時間に名古屋駅に来たのは、大学生の時以来かも(笑)
バスに乗るとヤンキーっぽいバスガイドさんが色々と話していました。
これが結構おもしろくて、Maiはケラケラと笑っていました。
そうこうしていると高速道路にバスは突入し、しばらくするとインターに着きました。
さすがにもう珍しくないのか、Maiも前回の旅行の時のように
インターで写真を撮ろうとしたりはしていませんでしたが、
かわいい子犬を見つけた途端、結局カメラマンに(笑)
ああ、また旅とは関係のない写真をインターで撮ってる・・・。
このインターでは飛騨牛コロッケを食べました。
揚げたてだったので美味しかったのは確かなんですけども
はたしてどの辺に飛騨牛である必要性があったのかは不明でした。
言われなきゃタダのポテトコロッケだし(笑)
しかも飛騨インターじゃないし、ここ。
インターを過ぎてから暫くすると景色もだんだんと田舎になってきました。
山も見え、道路の下には川も見えてきました。
都会の川とは違って色も綺麗で、なんだか絵になっていました。
だんだん、遠くに来たなぁという気持ちになってきます。
さらに進むと次第に山の上に雪が被っているのが見えました。
まだ山地には残雪があるんですね。
そこまで来ると牧歌の里はすぐでした。
いや、それなりに時間はかかっていたと思いますが、
ガイドさんのクイズにMaiが熱中していたので、すぐに感じたのでしょう(笑)
牧歌の里はひるがの高原に位置しています。
だからここにも少しですが雪が残っていました。
実はオレはMaiに会ったときから「薄着すぎじゃ?」と心配していました。
高原に来ることは事前に分かっていたはずなんですけども
何故かでしょうか、ことのほかMaiは薄着で来ていたんですよ。
で、「寒くないか?」と聞くと「さ、さ、寒い!!」と(笑)
なんだか不安なスタートです。
牧歌の里に決めた理由には十大特典というものがあったからでした。
ざっと列挙すると
@ 牧歌の里入場券
A おにぎり弁当
B 春の花々の見学
C ミルクご賞味
D 動物たちとふれあい体験
E 動物のエサやり体験(エサ1袋プレゼント)
F ジャージー牛ミニソフトクリームご賞味
G ジャージー牛ヨーグルトご賞味
H 春に生まれた動物の赤ちゃん見学
I オリジナルしおりプレゼント
となるんですけど、そのうちの一つ「春の花々の見学」は
この寒さのせいで一切咲いていませんでした(笑)
でもまあ、オレは花に興味があるって程でもないので、気にせず
ブルブル震えながら、特典のおにぎり弁当を楽しみに館内に入りました。
おにぎり弁当だから1個は「梅干」だろうなぁ・・・と思っていました。
オレは梅干が嫌いなので、それはMaiの鮭とかタラコとかと
交換してもらおうと目論んでいたのですけど・・・。
フタを開けてみるとおにぎりは全部梅干以上に嫌いな「ゆかり」で、
おかずにはさっき食べた「飛騨牛コロッケ」(笑)と、
これまた嫌いな「たくあん」でした。
くさい弁当を片手に、一番の目的は動物達だし・・・と園内に入ります。
ゴールデンウィーク企画だから、混雑しているかと思いきやそれほどでもなく。
オレもMaiも、並んだりすることなく動物に触れ合えました。
ふとブラックボードを見ると、牛の乳搾り体験の時間が迫っていました。
この回を逃すと、次回はバスの出発時刻を過ぎてしまいそうなので
急いで見るだけ見に行ってみたところ、
なんと無料なうえに待っている人も大した数ではありませんでした。
こうなるともうMaiは、大ハシャギです。
小さい子に混じって、ジャージー牛のあんこちゃんのお乳をニギニギ(笑)
楽しそうに搾ると、1回では飽き足らず、2回目も。
オレも珍しい機会だしと、乳搾りをやってみましたが
ミルクって案外簡単に出るものなんですね。
この牛のところにはメ〜テレも来ていて、カメラで撮影をしていました。
もしかしたら、子供達に混じって乳搾りをするMaiの姿も
電波に乗って世間に流れていたりして・・・(笑)
そのすぐ近くには宿舎のようなものもあって、牛や馬がいました。
中には模様が牛みたいな馬もいました(笑)
他にはウサギもいたっけな。
どの動物ものんびりした感じが滲み出ていて、かわいかったです。
外で放牧されているヒツジとヤギはMaiのお気に入り。
同じような動物っぽいですが、印象としてはヤギの方が攻撃的でした。
別に襲ってきたりはしないけど、エサに対して貪欲なんです(笑)
小さい子とかは泣いていたし、Maiも初めは怯えて逃げていました。
逆に大人しくて、まるまるとしたシルエットのヒツジはMaiの琴線に触れまくったようで、
連れて帰りたいだとか、ペットにしたいだとか、すごい妄想を抱いていました。
特に手のひらに乗せたエサを「はむはむ」とでも表現したら良いでしょうか?
ちょっとこそばゆいくらい呑気に食べている様は、完璧な癒し系アニマルでした。
結局ここで相当の時間を費やし、写真もメチャクチャ撮りました。
もちろん10大特典の消化も怠ってはいません。
寒い中、ちゃーんとミニソフトクリームも食べました(笑)
原料はあの、あんこちゃんのお乳なのかなぁ?
そこまでは分からないけれど、すごく美味しかったです。
ていうか、ミニソフトっていうのはチュッパチャップスくらいの大きさの
ホントに小さな1口サイズの物かと思っていたんですけど、
案外大きいっていうか、この季節なら十分満足できるサイズでした。
これは他の特典についても言えたことで、牛乳なんて丸々1ビンだし、
思った以上に特典のボリュームがありました。
ただ、オレはそのまま牛乳を飲むのが好きじゃないんですよね・・・。
というわけでMaiが2本飲んでくれました。
1日に必要なカルシウムをほぼ摂取したことになります。
朝から日光を浴びながら、沢山歩いているし健康的ですね(笑)
その後は木ぼっくりミュージアムに寄ってみました。
なかなか綺麗だったんですけど、やっぱり動物と触れ合ってる方が
牧歌の里らしいし、楽しいかなぁって思います。
ここを出るとバスの出発も近かったので、教会と高原のパン屋さんに寄りました。
教会はごくごく小さなもので、作りも簡素でした。
それ自体は明治村にあるような物からしたらずっと見栄えも劣るんです。
でも、大自然がバックにあるから、それはそれで綺麗で雰囲気があります。
雪を携えた山々は、距離は遠くとも最高の借景でした。
そこからそう遠くない場所に、高原のパン屋さんはありました。
パン屋さんだけに、売っているのはパンです(笑)
これといって珍しいパンはなかったものの、
自分達が買ったパンはどれもクリーミーで美味しく感じました。
あれ?特典のヨーグルト試食がないじゃん!と思いながらバスに乗ると、
出発して間もなく、ガイドさんがヨーグルトを配りだしました。
なんとこれも丸々1個貰えたんですよ。
Maiなんて、お土産売り場で試食用に置かれていたヨーグルトを見つけると
「もしかしてこれが特典・・・???」と言いながら
少しずつ盛られたそれを2つ3つ頬張っては、「濃くて美味しい!」と感激して、
お土産に6個セットを買おうかどうか思案していたぐらいですから、
もちろん大喜びしてパクパクと食べている・・・かと思いきや
「あれが特典だと思って沢山食べちゃったから、もういらん・・・」と言い
貰った1個を家へのお土産にしたようでした。
保冷バッグも保冷材もないバスに数時間放置されるヨーグルト。
不幸を呼ぶお土産にならねばいいのですけど・・・(笑)
それから花で出来たオリジナルしおりも貰えました。
イマイチ使う機会はなさそうだけど、
逆に言うと使ったせいで悪くなったりもしないわけだから
自分達にはいい思い出の品になってくれそうです。
次の目的である「水芭蕉見学」は、
オレもMaiもどんなものなのかイマイチ分かっていませんでした。
でも言葉の響きからすると、なんとも優雅で風情がある景色を見られると察していました。
ですが、実際に目の当たりにすると・・・想像とはかけ離れていました。
しかもマイナスの方向で(笑)
オレやMaiには、きったない空き地の隅っこにできた大きな水溜りに生えた
さほど綺麗でもない草花にしか見えませんでした。
じっくり見るはずの物が、あまりに自分達の嗜好には合わなかったので
近くにあるお土産屋に入ってみました。
ここはスキー場の麓にある施設でしたが、なんとMaiは昔
両親と一緒によくここに訪れていたそうです。
ゆかりの地ってわけじゃないけど、一緒に来た人の思い出の場所に
ふとした瞬間に立ち寄れたのは、なんだか新鮮でよかったです。
ここではMaiが幼少のみぎりにお気に入りだった牛乳パンを買っていました。
旅の最後の行程は、大滝鍾乳洞でした。
まだ昼過ぎだったんですけど、朝早くからハシャギまくったオレとMaiはちょっと疲れ気味。
そこまでの道中は一時間くらい時間があるようなので・・・寝てしまいました。
ガイドさんは、なんか喋ってくれてたのかな?
鍾乳洞は山の中腹にあるようで、そこまではケーブルカーで行きました。
そうして中に入ってみると、ひんやりと湿った空気。
ポタポタと地下水でしょうか?鍾乳石から水が垂れていました。
Maiはこの地底の天然芸術に感動するでもなく、退屈するでもなく、
キョロキョロしながら歩いています。
まあ、鍾乳洞大好き!なんて人間は、そういないでしょうけど・・・。
で、オレの方はというと、なんだか景色に見覚えが(笑)
幼稚園〜小学校低学年くらいのころ、どういう訳かオレは鍾乳洞が大好きでして、
各地の鍾乳洞に連れていってもらってたんですが、ここも来ていたみたいです。
確認の為、親に話したところ、「また行ったの?」と言われました(笑)
鍾乳洞はそんな感じで懐かしかったんですが、Maiには体力的にキツかったようでした。
うちの母親も「延々と坂を登り降りした」という記憶しかないらしいですし・・・。
でもMaiの体力やバランス感覚が不足していてくれたおかげで、
中で写真を撮ったり、しっかり造形をみたり出来ました。
結局、ダラダラと動いていたのは、オレら二人と、
こんな鍾乳洞にミュールで来てしまったカップルくらいでした。
年配の方とか多かったのに、若者が揃って取り残されるなんてね。
鍾乳洞を出てからは売店でおみくじを引き、湧き水を飲み、お土産を物色しました。
色々と惹かれるものもあったんですけど、オレが特に気になったのは
古代米という赤いお米で、弥生時代に食べられていた種類のものなんです。
なかなか食べる機会なんてないわけだし、やっぱり古代米は買えば良かったかな?
帰りのバスはもうクタクタでした。
でも、ビデオで映画を流してくれてたせいか、退屈せずに名古屋まで過ごせました。
忙しくて中身の濃い旅だったので大満足だけど、心残りが一つ。
実は、あと10分くらいで映画がエンディングだったんです!
ああ、続きが見たい!!なんてね(笑)
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