友達カップルと合同キャンプ 2004年8月18〜19日
1泊2日で愛知県内の津具村という、茶臼山の近くにある村に行って来ました。
ここにキャンプ場「つぐ高原グリーンパーク」があるのです。
一般的に「旅行」というとどうしても旅費が万単位になってしまいますが、
キャンプはそういう観点から見ると格安旅行に位置します。
二人には、それが非常に魅力的でした。
もともとオレは、小学生時代ですがキャンプには何度か行ったことがあったので、
Maiといつか行きたいねと話していたのですが、
値段の安さと川遊びが出来る点、そしてちょっとした冒険気分が味わえることが
今回、Maiに効いたのでしょうか。
ついに行く運びとなりました。
しかも、今回は二人ではなく、友達カップルと4人での旅行です。
1日目はまず、名古屋で生鮮食品の買出しです。
飲み物などは事前に買っておき、クーラーバッグに入れておいたのですが、
肉や野菜などは好みがあるし、新鮮なものを取った方が
味も衛生度も良いと思うので、朝に買いました。
スーパーで全てのものを揃えると、ようやくキャンプ場に向かいました。
いくつかの有料道路を経由して、完全な田舎道に差し掛かるころになると、
空は晴れでした。
それこそ天気予報の雷雨というのが信じられないくらいです。
山間部だから予報はそれほどアテにはならないだろうと思っていましたが、
これだけ晴れてくれると気分も高揚してきます。
ちょうどそんな頃合になると、川や森林も車窓から見られるようになりました。
都会を離れたという実感が湧く一方で、
Maiの家の周りにもこれくらいの田んぼはあったなぁと思うオレでした。
おなかが空いたし、キャンプ場のチェックイン時間より早く着いてしまいそうだったので、
そろそろ昼食をどこかで取ろうということになりました。
さすがに田舎で、飲食店こそ点在はしているものの、
やっているのかやっていないのか判らない店も多くあるのが現状でした。
伊勢神という名前のインター風な店を発見して入ったのですが、
ここは外に野菜も売っているし、お土産もあるし、取り止めのない経営方針でした。
ここで各自軽食(Maiは五平餅、オレは台湾ラーメン)をとって、パワーを回復しました。
ここでの一番の思い出は、冷水を出す
ウォータークーラーの勢いが半端じゃなかったことです。
氷も水も同時に、激しく吹き出てきます。
なにせ体験した全員が、その破壊力に面食らったほどです。
もし店に行く機会があったら、注意するか、自分じゃない人間にやらせて、
後ろから様子を観察すると良いでしょう。
伊勢神をすぎたら、キャンプ場はもうそれほど遠くはありませんでした。
グネグネ曲がる山道こそスリリングでしたが、ドライブ自体は小気味の良いものでした。
雲がまた立ち込めてきて、少々不安がよぎったのも事実ですが・・・。
グリーンパーク到着と同時に立ち寄ったのは、パーク内の売店です。
ここでボールをマジックテープにくっつけて遊ぶキャッチボールセットを買いました。
荷物をおいて必要最小限の装備になった4人は、
まずMaiが熱望していた川に行きました。
場内には、子供でも遊べるように水深を浅めに設定した川が流れていて、
近くには釣堀もありました。
Maiは、見つけるなりすぐさま川に入りました。
ここで、小雨にも負けずに水遊びを満喫しつつ、Maiは何枚か写真を撮っていました。
川の後は芝生でのキャッチボールです。
どんどん視力が落ちてきているオレは、
ボールのコントロールも高校時代より悪くなっていました。
それとも運動不足が原因でしょうか?
いずれにしても、この芝生場で随分長いことキャッチボールを楽しみました。
晴れではありませんでしたが、雨もこれといって降ってこなかったうえ、
日差しに悩まされることもなかったので、気持ちよく運動できました。
この後はもうバーベキューの準備です。
早いような気もしましたが、周りの人も夕飯を作り始めていたので取り掛かりました。
明るいうちから始めたので、色々な資材を取り付けるのにも苦労がありませんでした。
やはり何事も早目からやり始めるべきですね。
バーベキューは火を安定させるのがネックでした。
焚き火をする場所も薪も湿っていたし、
小雨もたまに降ってきて、と条件が悪かったうえに、
自分たちがビギナーなこともあって薪を浪費してばかりでした。
それでも紙を沢山投入することで火力を補った我々は
大量のモヤシを含む、大雑把なバーベキューを楽しみました。
4人分にしては材料はかなり多めだったけど、みんな完食しました。
こうやってみんなで外で食べるのもたまには気持ちいいですね。
Maiは煙で涙を流しながらも、アウトドアを満喫している様でした。
その後は花火です。
疲れでグダグダになっている感じもありましたが、(特にMaiが)楽しくやれました。
この花火もMaiが閉店間際の店にあった格安の花火を買ってきた節約品なのです。
とことん貧乏ですね、こうやって振り返ってみると・・・。
夜はバンガローで雑談をした後、眠りにつきました。
板の間に雑魚寝状態でした。
寝袋こそありましたが、ぺらぺらだったため、正直なところ寝心地は悪かったです。
疲れていたMaiですが、ぐっすり寝られなかった様子で、
夜中に何度も身体が痛いと言って起きていました。
夜から朝方は、物凄く寒いという話も聞いていたのですが、
今回に限って言えば寒さはそれほど問題なかったと思います。
それでもMaiの方は朝方に底冷えしたらしく、
ブルブル震えていたのでオレの寝袋をあげました。
オレは目が冴えていたから、みんなが寝ている間に一人で散策やら、
暖かいものの調理やらをしてみようと思ったのです。
残念なことに薪は前日に使い切ってしまったので、燃料はもうありませんでした。
夜のうちから、余った卵をどうにか調理できないか考えていたオレは、
ロウソクをもっと激しく燃やせないかと思っていました。
持ってきていたロウソクは太いアロマ用キャンドルです。
これはガラス容器に入っていて、直径も数センチあるので、
広範囲に炎がでるようにしてやりさえすれば、充分な火力になるとふんでいたのです。
方法としてはロウが気化して引火すればいいのだから、
ロウに触れる炎の面積を増やせばいいはずです。
そこで割り箸の袋を渦状にして配置し、それを火種にしてトライしてみました。
この手記を読んでくれている方なら大体の人が経験していると思いますが、
理科の実験で使うアルコールランプ。
アレよりも火力はあったのです。
そういうわけで、実験料理としてスクランブルエッグを作ってみると、
うっかりしたら卵が焦げ付くことまでわかりました。
ともかく、普通に味付けをして味見をしてみると、暖かくて美味しいではありませんか。
早速、寝ぼけているMaiに食べさせました。
この方法での調理が可能になったので、余った材料で「たません」を作りました。
これも卵4つとハムを焼くことに成功し、我々は朝食にありつけました。
この直後にロウが漏れていることを発見したので掃除をしたのですが、
その過程で溶けたロウがしゃがんでいるHiroにかかりました。
(すべてはオレの友人の不手際です!)
これを洗い流す為に冷水でシャンプーをするハメになったので、
Hiroはたませんを食べても身体は温まりませんでした。
こうしてキャンプは終わり、
名古屋についてからびっくりドンキーでランチを食べて、4人は解散しました。
ハードでハプニングもあったけれど、なかなか面白い経験でした。
オレもMaiも、「懲りずにまた行きたいね」なんて言っている今日この頃なのです。
お・わ・り
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