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津具高原キャンプ
真っ暗な夜空に光る蛍のプラネタリウム  2006年7月1〜2日


毎年恒例になりつつある夏のキャンプ。
なんだかんだで遂に3回目なんですけど
飽きもせず、懲りもせず、今年もつぐ高原グリーンパークへ行ってきました。
こうして何度も行ってしまうのは、やっぱりリーズナブルってこともあるけど、
いつもいつも思い出深い瞬間になってくれる何かを
ちゃんと体験して帰ってきているからなんだと思います。

思い返してみれば、一昨年は友達カップルと4人で行って、
自力で火をおこすことの難しさを学び
結果として、ぐちょぐちょのご飯を炊き上げてきました(笑)
昨年は昨年で、2人で行って、高原の夜の寒さを身をもって知り
毛布、タオル、服、さらには新聞紙までかぶってなんとか凍死しないように寝ました(笑)
そんなこんなで、散々な思い出もいっぱいのグリーンパークですが、
今年はどうなるものかと楽しみにしながら向かいました。

昨年は万博とかぶっていたり、Maiが迷子になったりで
早くから出発って感じでもありませんでした。
でも流石に3回目ともなると要領を得てきているので
比較的スムーズに出発が出来ました。
・・・といきたかったものの、Maiは相変わらず
オレの家までの道のりでスリリングな体験をしてきたみたいでした(笑)

中継地点のオレの家について、運転がオレにかわると
安心したのかMaiはアッサリとくつろぎモードになりました。
まあ、当分まっすぐしか進まないってわかってるから
ナビゲーター役もいらないんですよね(笑)

名古屋市を出てからも、さすがになんとなく憶えているので
順調に進み、前々回に行った伊勢神にも問題なく着きました。
前回はうっかり通り過ぎてしまったので、2年ぶりです。
あいかわらず中のウォータークーラーからは凄い勢いで氷が噴出してくるし、
まるで昨日来たかのごとく違いがありませんでした(笑)
田舎って時間が進むのが遅いなぁ・・・。
都会だと、つい先日までそこにあったお店が
あっという間に違うお店になっていたりするものなんですけどね。

ここでMaiはカレーを、オレはそばを食べました。
ただ、カレーはなんか福神漬けのせいか臭くて(笑)
Maiは早々にオレのそばに興味を・・・。
そんなわけで半分ずつ食べました。
あんまりそばって好きじゃないんですけど、
久々に食べたからか、結構美味しかったです。
あ、カレーですか?そっちは・・・臭かったです(涙)

それからは工事で舗装も剥がされてしまった山道とか
レースゲームにしか出てこないようなヘアピンカーブとか
なんだかやけに走りにくい道を延々と進みました。
そうして、ようやくのことでグリーンパークに着きました。
長い道のりだったから、着いたときはうれしかったです。
・・・ってか、なぜか昨年よりもうれしかったです(笑)


そうそう、着いてすぐに売店でボールを買いました。
直径が25cmくらいはあるゴムボールです。
前々から「やりたいね」と話していたバレーをやる為なんですが。
実はオレ、これでも中学の時はバレー部の部長だったんですよ。
Maiの高校時代の体育でのバレーの話を聞いていると
信じられないような珍プレーを連発していたそうなので、
オレはオレですごくブランクがあるんですが、
この機会にMaiをなんとか人並みのバレーボーラーに育ててみよう!
という運びになったんです(笑)

雨も降ってきそうだし、荷物をバンガローにおいて
急いではんごうなどの必要そうな物をレンタルし、芝生に行きました。
で、一通り基礎のフォームを教えてみたら・・・。
ビックリする程Maiが上手になりました!
今のMaiを当時の高校に派遣したいくらいです。
ただ、ホントに上手くなってしまったので、なんだか焦りました(笑)
このまま教えつづけたら、オレより上手くなったりして・・・。

さらに川にも行ってきました。
相当水温の方は冷たくて、修行?と思えるほどでした。
でも、やっぱり童心にかえっての水遊びは楽しいです。
キレイで浅い川なんて、近所にあるもんじゃないし
あっても、二十歳こえて近所の小川で遊んでたらアホですからね(涙)
やっぱり貴重です、キャンプ場の川は(笑)

それからはバンガローでの炊事に時間を割きました。
早めにやらないと暗くなって何もできなくなりそうだし
雨が降っても、やはり困るからです。

今年はBBQ?焼肉?をメインにした夕飯だったんですけど
なんだか、火が安定しなくて困りました。
ご飯を炊く分には全然問題ない火力だったものの
肉や何かをたくさん網焼きでとなると・・・
ピンポイントでしか火柱が出ないので、予想以上に上手くいきませんでした。
まあ、そんな時にはカセットコンロという反則技があるんで
オレとMaiのキャンプではたいした問題じゃないんですけど(笑)

ご飯の後は花火とかをしようと思っていました。
でも想定していた時間よりも夕飯が長引いたせいで
時間と体力をかなり使ってしまっていました。
加えてMaiがフライパンでヤケドをしていたので花火は取りやめに。
それに、花火をやめてでもやらなければならないことがあったんです。
それは蛍を見ることでした。

もともとはもう少し遅い時期にキャンプに行くつもりだったんです。
それが、いろいろと忙しくてずれ込んでしまったので、
結果としてはキャンプをするのにベストな時期を逃したことになります。
でも、なんとなくその日に行く意味を見つけることでMaiを喜ばせたくて
「蛍が見られるんだって!」とキャンプに行く前からしきりにオレは言ってきたんです。
事実、キャンプ場のホームページには、
7月上旬には場内の川で見られると書いてあったんですけど、
正直なところ期待していませんでした。

当日も小雨が降った時間もあったので、
どうせそんなには見られないだろうと高をくくっていました。
ところが、書いてあった時間に外に出てみると
1つだけ、薄明るい小さな緑の光球がふわふわと空を舞っていました。
「もしかしてあれ!?」と、目で追うと
その向こうにも同じような光が飛んでいます。
「あっちにもいるよ!」と目をやると、
それは他のキャンパーの懐中電灯だったりもしましたが、
間違いなく蛍たちが飛んでいました。
まだ川辺についてもいないのにいるなんて・・・。

わくわくしながら川辺に向かいました。
その道中も、蛍が葉っぱに止まっていたり、橋にくっついていたりします。
誰もいなくなってしまった場内のテニスコートの横を抜け、
電灯もなにもない暗闇に包まれた川に降り立ちます。
そこは昼間の川とはまるで違いました。

ほとんど何も見えない中で感じられるのは、川の音を除けば蛍の明かりだけ。
それも1つ2つではありませんでした。
まるでプラネタリウムのよう、あちこちに蛍がいます。
頭を超えていくものもあれば、水面を這うように飛んだり、
葉に止まったりするものもあり、それぞれがキレイな光を放っていました。
夕方には小雨が降るような天気だったせいで、星は見れなかったものの、
かえって雲が月明かりまでも隠したことが幸いしました。
自然が真っ黒なキャンバスをプレゼントしてくれたのです。

「来てよかったね」
そう言いながら、1時間くらい蛍を見た後で、バンガローに戻っていきました。
帰り道、電灯の周りには蛾やブイがたくさん舞っていました。
虫と光を分けるとこんなにも有難みがなくなるのか・・・。
ズームで見ると、蛍もまるっきりタダの虫なんですけどね(笑)


なんだかんだで遅くなってしまったので
時間的にもシャワー棟に行って体を洗ったら寝るだけになってしまいました。
昨年は信じられないくらいに底冷えして、もうどうにもならない感じだったので、
今年は結構装備を充実させてきました。
そのおかげか、そういう問題は噴出しませんでした。
やっぱり準備とか予備知識って大事ですね(笑)
でも、Maiの方はヤケドを冷やしながらだったので、ちょっと寒そうでした。

そこで、ボケーっと寝ているMaiに特製のスープを(笑)
以前のメニューはスクランブルエッグでしたが、
今回は余っていたインスタントスープ。
おそるおそる食べるMai(笑)
信用されてないのか?オレの料理・・・(涙)

で、その信用されてないスープはというと
どうも暗闇で行った目分量(笑)が災いしたようで、
味見してみたら、イマイチ味が薄かったです。(←当然)
そこで、塩と醤油と余ったご飯を入れて雑炊にアレンジしてみました。

またもや、おそるおそる食べるMai(笑)
やはり信用されてないのか!?オレの料理・・・(涙)
あ、でもそれは美味しかったそうです。
ホ、ホントですよっ!!
ともかく次の日も早起きしないといけないので、わりと早くに寝ました。

朝起きて時計を見ると、予定していた時間よりも早くに起きていたようです。
朝霧のかかった景色を見ながら、ハムや卵、ソーセージ、それにパンを焼きました。
普段は朝食を食べる時間があったら寝ている2人ですから、
思った以上に朝食を食べるのは久しぶり。
運動もしてるし、いい空気を吸ってるし、早寝早起きだし、
なんだかキャンプをしていた方が健康になりそうな勢いです(笑)
あったかい朝食を食べたせいか元気も出てきました。

まだチェックアウトには時間があったんですけど
なんだかバンガローでボーっとしているのも
時間を持て余しているみたいで勿体無く感じました。
だから思い切って、早めにキャンプ場を去ることにしました。
これが功を奏したのか、道が空いていて帰りに寄ろうとしていた
どんぐりの里にもあっという間に着いてしまいました。

このどんぐりの里は昨年も寄った場所なんです。
ここの米粉を使ったパンがMaiはお気に入りで、今年も買いたがっていました。
残念ながら、焼き上がりまでに時間があったので
前回のように寄ってすぐさま買えるってことはなかったものの
長い時間並んだ甲斐あって、ちゃんと欲しいパンが手に入りました。
っていうか列の先頭だったんで手に入って当然ですが・・・。
まあ、でも誰よりも早くに列についたと言えば
Maiの、このパンにかける情熱が分かってもらえるかと(笑)

ここで買ったパンを1つずつ食べて(オレは古代のお米も買って)
目的を果たしたので、これまたさっさとどんぐりの里を後にしました。
ホントはランチでも食べようかと思っていたんですけどね。
やけにパンの腹持ちが良くて・・・(笑)

満足したのか疲れ果てたのか、名古屋に入ってからのMaiは
完全に行楽帰りの子供モード。
助手席で、ウトウト・・・そして、すやすやと寝始めました。
そうしてあれよあれよという間にオレの家に来てしまいました。
まだ夕方にもなってないので、予定していたよりもずっと早くに帰ってきて、
なんだか不完全燃焼に思えたのでしょう。
何故か、そのまま五右衛門に行くことになりましたとさ(笑)

お・わ・り

 

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