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この映画は玉山鉄二が主演のスポ根映画です。
正直いってバカバカしい映画です。
ですが、この映画のコンセプトそのものが
原作マンガのバカバカしさをいかに現実世界で表現するか
という点でもあるわけですから、そういう意味では成功でしょう。
廃部を言い渡された貧弱野球部が
ちょっとズレた感覚で甲子園を目指して奮闘するというのが話の大筋ですが、
少し出来すぎな部分も見受けられる強引な展開が
バカバカしさを助長しており楽しいです。
キャストに藤岡弘、がいる点でも想像がつきますが
本当に無意味な熱さがある作品です。
よく考えると、彼が昔やっていた「せがた三四郎」のノリや雰囲気を
２時間枠に引き伸ばした感があります。
あの雰囲気が好きな人には楽しい作品だと思います。
個人的には何箇所か笑えたところもあるし
Maiもけっこう楽しんでいたようなので、
まずまずの良作だとは思いますが
はたして１５００円払ってまでして見る作品なのか
と考えてしまうと疑問符がつくのも事実。
恋愛、アクション、ホラーといった王道作品に食傷気味なら
試してみてはいかがでしょうか？
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