難しい設定もなくて、すんなり楽しめました。
大まかなストーリーは下のような感じです。

仏像を盗んで密売している闇グループに、ある村は仏像をとられてしまいます。
それを取り戻すために、ムエタイの天才である若者が単身都会に出て行き、
賭博場でファイターとして活躍していきます。
その過程で、闇グループとも接触し、最後は大格闘の末そいつらを壊滅させます。

やっていることはハリウッド映画と同じ。
でもどこか田舎くさくて、アンダーグラウンドな雰囲気があります。
キャスト（特にヒロインの子）はタイ語でセリフを話しますが、
発音上どうしても緊張感が感じられないのはオレだけでしょうか？

上にハリウッドと同じと書きましたが、制作費はもちろん格安だと思います。
じゃあ、作りも比例して貧相なのかというと、これは別問題のようです。
スタントやＣＧを一切使わないと豪語している映画作品だけに
アクションのスリルと流麗さは抜群。
正直いって興奮度はビル一棟をゴージャスに爆破する作品より個人的にはずっと上でした。

映画館には何度も行きましたが、観客からこれほど見せ場の度に
「おぉ〜！」という歓声があがった作品はこれだけかもしれません。

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