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Beyond Beautiful
アルバムの冒頭をかざるこの曲は、エアロスミスの柱、スティーブン・タイラー(VO)と
ジョー・ペリー(G)の活躍が聴き取れるミドルテンポロック。
エアロスミスの場合、メロがラップ調の曲が多いが、これも例にもれずラップ調。
やはりポイントは、サビのBEYOND BEAUTIFULの高音と、中盤のギターソロ。
ソロは早さもなかなかだが、むしろタメやひっかかり気味のピッキングに注目。
一発で誰が弾いているか分かる一品。
Just Push Play
ギターとドラムをボーカルのスティーブンがプレイしているのも驚きだが、
それ以上にトニー・ペリーの名に着目していただきたい。
彼は誰なのかといいますと、ジョー・ペリーの息子です。
当時は音楽にはまりDJをやり始めたばかりの14歳の中学生でした。
ジョーの親ばかっぷりと他のメンバーのやる気のなさがばっちり出ている曲。
スティーブンも片手間にドラムを叩くわけだ。
編集が14歳なのにタイトル曲・・・。
Jaded
先行シングル。ずいぶん派手に発表された曲。
ミスアシングの大ブレイクで世間的にもエアロの新曲には注目が集まっていたために、
かなりプロモされた。
日本でもオリコン初登場でSOPHIAをおさえるなど、いいスタートを切った。
CDは売れたのだが、期待したほどではなかったために、
エアロはこのアルバムに山ほどのタイアップを付けた。
エアロのPVには必ずと言っていいほど綺麗な人が出てきます。
このシングルのPVに出ている女優ミラもやはり綺麗。
でも実はこのPV、本物の象を呼びたくて作られたという話もある。
メス象だし、エアロ的には真のヒロインは象かもしれない。
Fly Away From Here
美しいロッカバラード。
さすが天才スティーブン!と思ったら、ミスアシングしかり自作ではなく他作。
歌い出しのエモーショナルな歌声は、エアロスミスの実力を見せつけてくれます。
PVのジョーはマッチョ。
Luv Lies
意外と明るい曲なので、ロックがしっくりこない人にも受け入れやすい曲だと思います。
それでも洋楽のニオイはプンプンするのでクセがないわけではない。
Drop Dead Gorgeous
聴けば分かりますが、ボーカルがジョー・ペリーです。
ファンにはたまらないけど、別になくてもいいような気もする一品。
一種のおつまみですね。
I Don't Want to Miss a Thing
映画「アルマゲドン」の主題歌です。
あの映画のヒロインはスティーブンの娘リヴ・タイラー。
親子共演と当時は騒がれた。
父親の美人好きのおかげで美人に生まれたリヴだが、
スティーブンに似てしまうケースもあったわけで、運が良かった。
ちょっと口が大きいのは彼の影響かもしれませんが・・・。
この曲のPVは、もちろんリヴ・タイラー。
スティーブンは「オレの娘は綺麗だろ」と言ってみた、とこうゆうわけです。
こうゆうことをするから、ジョーも息子を連れて来るわけです。
みんな子供には甘いね。
聴き所は全部。アルバムには収録されていないが、ロックバージョンもあり、これも絶品。
Angel
これはバカ売れしたエアロスミスの代表曲です。
なんだけど、アルマゲドンの主題歌のほうが印象が強いからか
近年はなりを潜めてるような感じがします。
まあ、シャウトとかもしないし、まともなバラードです。
その分、洋楽のロックなんて・・・って人にはオススメできます。
若かりしスティーブンの伸びのある高音には、
やっぱり海外で成功してるアーティストは上手な人が多いなぁと実感させられます。
ただ、PVで一般人の格好してる彼はいただけない感じですが、
それは80年代のことですから仕方ないかな。
カラオケにも入ってるし、歌って引かれる様な歌でもないしその上、
そこまで難しくはないので聞く価値は充分にある一品。
Dude
人気だったか、売り上げだったか、とにかくエアロの中で何かがNO.1の歌。
今でこそロックはロックらしさが定着してるけど、
この当時より前はけっこうファンキーな曲調が多かった。
これもそんな感じの歌と言えそう。
エアロは最近パターン化してる様子もあるけど、
こういう感じのスタイルもちょいちょい入れてるから、ある意味で伝統芸みたいなもんかな。
この曲もカラオケにはあった気がするけど不確かな記憶。
Hole in My Soul
これは「Angel」よりもう少しロックによったバラード。
「Angel」とかに比べると有名ではないけど、出来はこっちのほうがいいのではないかと思う。
なんといっても歌詞が切ないし、ギターワークも切ない。
こういう曲はやっぱり天才スティーブン・タイラーじゃないと、しっくりこないんじゃないだろうか。
この曲が収録されているアルバム「Nine Lives」は前編とおして佳曲が多い。
別のアルバム「Just Push Play」が好きなら、こっちも多分いけるはず。
っていうか、俺はこっちのほうが好きです。
カラオケに入ってるけど、こんな雰囲気のある声を再現するには、
タバコ、酒、ドラッグにどっぷりハマってみないと難しそう。
そんでもって、その状態からカラオケにいけるまで、這い上がるのがさらに難しそう。
「AEROSMITH」公式HP
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