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ANGRA
Carry on
これは名曲だと言い切っていいメタルチューン。
それぞれの演奏力の卓越っぷりもさることながら、
個人的にはマトスの超高音がすさまじいサビが聴き所だと思う。
実際問題、これが歌えないプロの歌手なんてのもゴロゴロいると思うくらいに難しい歌。
そういう観点からマトス脱退後、この最高難度の名曲を
新加入のエドゥが歌えるのかというのは、新生ANGRAのアキレスでもあった。
しかし、エドゥは歌いだしや高音フレーズこそ危なっかしいけれど、
そのほかの部分ではマトスと互角以上の歌唱をライブアルバムで見せつけた。
ちなみに満足に歌えるやつが果たして何人いるのかわからないが、
カラオケに入っているから、ダイエットも兼ねて挑戦してみてください。
あと、この歌は公式サイトでダウンロードできます。
タダなのでよかったら聴いてください。

 

Wuthering Heights
ケイト・ブッシュという女の人が歌った有名な曲。
今はどうか知らないけど、さんまの恋のから騒ぎのオープニングソングでした。
それのカバーで、マトスが美しい歌声を見せ付けてくれます。
正直マトスの方が上手いので、原曲を後から聴いたらイマイチでした。
ANGRAで気に入ってカラオケで歌いたくなったら、
原曲で選んだ後、キーを少し下げて、テンポを落としてやるとほぼ同じになる。
こういう優しい歌声や、上のCarry onのような超絶ハイトーンを聴くと、
マトスは王子様のような麗しい容姿なんじゃないかと期待しますけど、
残念!ちょっとイモくさいブラジル人なんだな。
まあ、それでもオレの妹はマトス様と敬意を込めて呼んでおります。

 

Stand Way
これはシンフォニックの極みというか、もはやメタルじゃなくてオーケストラ。
それだけにマトスの歌唱がものを言ってる気がする一曲。
こういうクラシックに裏打ちされた歌曲は、
第三の実力者ラファエルのおかげだと個人的には思う。
彼もすごいテクニックの持ち主なんだけど、
もう一人のギターであるキコ・ルーレイロがギターソロの目立つ部分を弾くので、
あんまり脚光を浴びません。
でも、オレは好きですね。
ちなみにオレの妹はというと、ANGRAで一番好きなのはキコ・ルーレイロらしい。
理由は一番顔が良くて、ギターが上手いから。
マトス同様に敬意を込めてキコ様と呼んでいるけど、それじゃ普通の人が聞いたら
皇太子の弟夫人である(秋篠宮)紀子様を思い浮かべますよね?

 

Z.I.T.0
これはタイトルの意味が未だにわからない曲だけど、
アルバム「Holy Land」では光ってる歌だと思う。
カラオケにも入っているし、ANGRAのわりに難しくないのもいいです。
その分、聴いたときにANGRAに求める「すげー!!」っていう感動が薄いのも事実だけど・・・。
聴き所はキコのギターソロ。
ソロの後半から、急に勢いを増すあたりが
技を見せ付けたいんだな〜って感じがして心地よいと思う。

 

Make Believe
これは静かなバラード。
ヘビメタっていうと、うるさいイメージが強いけれどもバラードが多いのも事実。
わかりやすい例をあげるなら、Xなんて紅みたいなメタル曲ばっかやってるようで、
実はForever Loveとかみたいな静かで良いメロディーのバラードがあることかな。
そんなわけで、ANGRAもバラードが結構ある。
このバラードもまた後半でのマトスの歌唱力が絶品だったりする。
果たしてそんなに高く歌う必要あるの?と思うかもしれないけど、
聴いてて眠くなるあたりで、あんなにスゴイ声を聴かされたら圧巻と思うしかない・・・はず。
これもサイトで無料ダウンロードできるので、
メタルはいやだけどバラードなら聴いてもいいかもって人はどうぞ。

 

Speed
友だちに、とにかく声が高くてスゴイ歌ない?って電話したら、
やっぱりマトス時代のANGRAだろ〜って答えが返ってきて、彼のイチオシがこれでした。
サビはちょっと勢いがないので、オススメってほどじゃないけど、
曲の最後にあるシャウトだけで俺は満腹です。
これしかこのアルバム聴かないけど、買ってよかったよ。
まあ要するに、2500円くらい払って数秒のシャウトを購入したってわけだけど、
それでもいいです。(←バカ)

 

Nova Era


新生ANGRAはマトスがいなくて大丈夫かよ?って心配されてたんだけど、
見事に心配を吹き飛ばした名曲。
Z.I.T.Oの歌いだしに、Carry onの雰囲気や歌詞、
それに豪華なキーボードフレーズを足すことで出来たとしかHiroには思えないけど、
名曲であるのもまた事実。
これでボーカルがしょぼかったら死んでたANGRAですが、
新加入のエドゥが見事な歌いっぷりを見せてくれました。
イモっぽいマトスに対して、エドゥは・・・やっぱり残念!変な彫刻みたいな顔してます。
この歌はマトス時代のような高音フレーズがないため、出来は良かったけど、
同時にマトス時代の歌はエドゥに求めちゃいけないなと誤解させてしまったと思う。
この後リリースしたライブアルバムでCarry onを収録しなかったら、
エドゥは無能扱いされてもおかしくなかったかも。

 

Painkiller
この曲はかの鋼鉄神「Judas Priest」のヒットナンバーをカバーしたもの。
ほぼ完全なコピーで演奏しています。
そもそもPainkillerは難しい曲なのでカバーするバンドというのも、
自分たちの演奏テクニックに自信がないと挑戦しないし、
そういう意味ではかえって安心して聴けます。
キコとラファエルのギターはやっぱり粒がそろっていて良い出来で、
ソロパートは基本的なメロディを継承しつつも驚くほど流麗に弾いています。
普段のアンドレ・マトスの声は細いんですが、今回は彼とは思えないハードなボーカルを披露。
ギターソロ前の高音部分もしっかり出ていて、本家の鬼気迫る雰囲気とは少し違うものの、
人によってはこちらの方が良いと言う人もいるかもという出来映え。

 

「ANGRA」公式HP