チェックアウトを済ましてまず向かったのは琉宮城蝶々園でした。
ここで二人は朝食のような昼食を食べました。
オレは沖縄そばがメインの定食、Maiは沖縄に来るといつも食べてるカレー(笑)
しかも沖縄といえば豚肉なのに、ビーフカレー(笑)
どうやら本当に沖縄の郷土料理が苦手みたいです。
こういうところに来たら、土着の料理を楽しむのがセオリーなのに、
やっぱりMaiには厳しいみたい。

せっかく野菜嫌いが治ってきたのに、まだ沖縄料理は無理なのか
・・・と思っていた矢先のことです。
なんとMaiが面目躍如の快進撃(？)を見せました。
海藻もイマイチだめなMaiなのに、おそるおそる海ぶどうを試食したのです！
そして「・・・これは・・・アリかも」と言います。
後日、お土産で海ぶどうを買っていました(笑)

琉宮城蝶々園を出ると、まずは海洋博記念公園の海洋文化館に行きました。
前回の旅ではスルーしていた場所なのですが、今回は行きました。
だって、安いのにプラネタリウムも見られるんです。
「プラネタリウムが満席になっていないかな？」と心配しながら会場に行きましたが、
ガラガラでした。
ガラガラというか、オレとMai以外は老夫婦が１組いただけでした。
その後の別の上映会に至っては、おじさん１名のみ！
「大丈夫なのかな？ここの経営・・・」とオレが心配していると、
Maiは受付のお姉さんを見ながら
「あの人マンガ読んでるよ！Maiもここで働きたいなぁ」と呑気なことを・・・。 
うん、その感想も正しいよね、確かに。

ここでは小学生のようにクイズラリーをしました。
別にやりたくなかったけど、Maiが
「全問書き込んで、受付にもっていくとオリジナルシールが貰える」という看板に
見事のせられてしまったからです。
今時の小学生だって欲しがらないであろうシールを、必死に求め、館内を彷徨うMai。
ついさっきまでは「展示物が不気味で恐いから一人にしないでよ」なんて言っていたのに、
しまいにはオレに問３を探させて、自分は別の問題の答えを探しに行っています。

この後は美ら海水族館に行きました。
前の旅でもさんざん触ったというのに、
Maiはヒトデやナマコを自由に触れるコーナーに行きました。
そうして、前の旅でもさんざん写真を撮ったのに、
同じようなナマコを握りながら、写真を撮りました。
ご満悦のMaiでしたが、手洗い場が故障していることを知りませんでした。
ナマコで臭くなった手をどう処置していいものか迷ったMaiは、
係のお姉さんに話しかけ、館外にあるトイレに行く許可をもらっていました。
後先を考えずにヒトデやナマコを握るからこうなるのです。
みなさんもナマコを握る時はよく考えてから握ってくださいね。

水族館は相変わらずキレイでした。
さすがに半年前に行った場所なので珍しくもなんともないけど、それでも充分に楽しめました。
そうそう、今回もちゃんと水上観覧コースに参加しました。
案内してくれた係のお姉さんは、前回と同じ人でした。
仲里さんといいます。
前回に引き続いて、今回も一生懸命に解説をしているところを
Maiに「写真を撮ってもらっていいですか？」と聞かれて、快諾してくれたいい人です。
そのせいで、他の参加者からも写真をお願いされて、
延々と写真を撮るハメになっていたところも前回と同じです。
仲里さん、度々すいません・・・。

水族館の後は、マナティーに会いました。
マナティーは相変わらず、水槽の上から見るとヌメッとしていて、気味が悪く獰猛そうでした。 
なのに、横から見るとかわいくて仕方がありません。
一緒に泳ぎたくなります。
お風呂にも入れたくなります。
多分死んじゃうけど、布団にも入れたくなります。
ってか、抱き枕かベッドにしたくなります。
このプリティーな生物をMaiはボーっと、そしてウットリとしながら、
まるで遠い親戚でも見るかのように眺めていました。
船にうっかり撥ねられて死んじゃうマナティー。
自分から入って行った狭い水門をマヌケにも抜け出せなくなって餓死しちゃうマナティー。
きっとMaiには他人に思えない何かがあるのでしょう。

夕食はA&Wに行きました。
もしかしたら、Maiが一番行きたかったところかもしれません(笑)
またここ？って感じですけど、
大好きなカーリーフライをおいしそうに食べるMaiを見ると、来てよかったと思いました。
よかったね、Mai。

それから、御菓子御殿にも行きました。
ここは紅いもスイーツがたくさんそろっていて、かなりにぎわっていました。
閉店間際にちょっと行っただけなので試食は全部なくなっていましたが、
Maiはいろいろ買っていました。
琉球ガラスも売っていて、Maiは見とれていました。

この日のホテルは、リザンシーパークホテル谷茶ベイでした。
でもオレは、外装だけ前日に見たんです。
その時は車窓からホテルを眺めて
「いいなぁ、こんなホテル。もっと高い旅行プランならこういう所に泊まれるんだろうなぁ」
なんて思っていたんです。
ところがカーナビが指す場所は、紛れもなく前日にオレが見たホテル！
正直驚きました。
一泊辺りプラス１０００円で選べるホテルだったのですが、
朝食が付いてくるので、実際は他のホテルと同額みたいなもの。
なのに、この豪華さと言ったら！
これぞリゾート！！って感じです。
Maiも大喜びでした。
「次に沖縄に来ることがあったら、ここを拠点にしよう！」とMaiも言っていました。

このホテルでは、フロントでゲームセンターのメダルが貰えるサービスがありました。
ちょっと部屋で休憩した後、その券をもってゲームセンターに行ったのですが、
部屋を出てすぐにMaiがスリッパなのに気が付きました。
くつに履き替えてゲームセンターに行くと、
さっきまでMaiが握り締めていたメダル引換券がありません。
Maiに聞くと「くつに履き替えた時に置いてきたかも・・・」と言います。
そんなわけで、またもや部屋に戻りました。
そこで券を探すと、案の定Maiが置いてきていました。
「やっぱり置いてきてた〜」なんて言うMai。
いらんことをしたがるMaiは、他の荷物も確認の為にいじりだしました。
そして「これでよし！」とばかりに部屋を出ようとしました。
オレが「券は？」と聞くと、まだベッドの上。
一体なんの為に戻ってきたのやら・・・。

ゲームセンターでのメダルはすぐになくなりました。
まあ、５０００枚とかに増えても、処置に困るんですけどね。
ここでは沖縄フレームのプリクラを撮りました。
その後はコンビニでブルーシールアイスを６個も買って帰りました。

部屋に帰って外を見ると、雨は止んでいました。
雲も殆んど流れていて、星も見えました。
オレがMaiを沖縄に連れてきたかったのは、夜の海がすごくキレイだったからです。
前回の旅ではそれが叶わなかったのですが、
今回はプライベートビーチもあるし、晴れているし、夜の海に繰り出せそうでした。
でもMaiは乗り気じゃありません。
シール獲得には本気で情熱を燃やすMaiなのに、
何万も出してやってきた沖縄の夜の海には、そんなに情熱がありません。
なぜ？？？
まあシャワーを浴びたばかりで髪の毛も濡れていたし、
それで風邪をひいてもかわいそうなので、仕方なくオレだけ海に行くことにしました。

結果としては、オレがMaiに見せたかった海ほどキレイじゃなかったので、
Maiは来なくて正解だったのかもしれません。
いったいどこのホテルから見た景色だったのか、思い出せないので困るのですが、
いつかはあの不思議な景色を見せてあげたいと思います。

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